【元ペーパーの移住者が解説】北海道・札幌の雪道(冬道)運転のコツと注意点

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実は札幌の街は、
世界でもトップクラスの豪雪地帯都市として世界で知られています。
(そもそも降雪・積雪量のトップ3が日本の都市だったりするそうです…)

となると北海道へ移住をして初めての冬は、
外出して歩くのはもちろんのこと車の運転の際も非常に注意が必要となります。

移住するまでペーパードライバーだった筆者でも必死にがんばって乗れるようになりましたので、
本記事で解説していきます。

北海道・札幌の雪道(冬道)運転のコツと注意点その1:シーズン前の準備

北海道の晴れの日の雪景色

札幌よりも緯度の高いカナダの市街で、
2メートルから3メートルの年間降雪量があるそうです。

映画や海外ドラマなどで雪景色のイメージのあるニューヨークでは60cmほどの年間降雪量だそうです。
そんななか札幌はなんと、約6メートルもの年間降雪量があります…。

ですが、準備をしっかり行って注意点をしっかり把握していれば、
ペーパードライバーだった方でも絶対に運転できるようになります。

また北海道は市街と市街との距離が非常に大きいため、
乗れるようになっておくととっても便利ですよ。

車の準備について

まず第一に、乗車する車両は4WD(AWD)を非常に強くおすすめします。
普通車、軽自動車いずれでも良いので4WD(AWD)が安心です。

特に街乗りだけを予定されていれば軽自動車でも問題ないですが、
高速道路や自動車専用道路はもちろん、
下道で遠出をする予定もあるのであれば普通車の4WDがより安心です。

いずれにしてもFFなどの2WDでは、
万が一スタックした場合に抜け出すことがより困難になるため、
4WDを強くおすすめしたいです。

スタッドレスタイヤとワイパーの準備について

まず冬が来る前に、冬用のタイヤとワイパーを準備しておきましょう。
札幌圏の場合ですと降雪が予想される11月の末頃までには、
「スタッドレスタイヤ」と「冬用ワイパー(ウインターブレード)」への交換をしておきましょう

例年11月の末以降、雪は突然に降ってきます。
また札幌市内でまったく雪が降っていなかったとしても、
ちょっと市外を走ると猛吹雪の別世界に遭遇することも珍しくない
ため、必ず行っておきましょう。

よく「タイヤの交換」は「タイヤの履き替え」と呼ばれており、
冬季に装着するタイヤは「冬タイヤ」と呼ばれ、
通年用のタイヤは「夏タイヤ」と呼ばれています。

また本州の生活では車をジャッキアップしてタイヤをご自身で交換している方も、
慣れるまでは念のため車屋さんに持って行って作業してもらうことをお勧めいたします。
また店によってはタイヤを保管しておいてくれるところもあり、
かさばらずに済みますので便利だったりします。

メーカーはブリジストンかヨコハマならまず間違いがないと思われます。

雪が降っているときのワイパーは視界を守る生命線になります。
冬用ではない通常のものだとフロントガラスが凍結してしまうおそれがあったり、
動きが悪くなって視界がかなりさえぎられてしまう可能性があるため、
こちらも一緒に交換をしておくと安心です。

ちなみチェーンは街乗りであればまずすることはありません。
峠を越えたり配送用のトラックの場合にのみ装着されていることをよく目にすることになります。

タイヤ交換の時期の目安

12月に入ってからや実際に雪が降り始めたあとでは車屋さんが非常に混雑してしまうため、
生活に慣れるまでは「11月の末には交換する」と規則的にしてしまったほうが良いです

11月末までに交換した「冬タイヤ」は、
その後5月はじめの「ゴールデンウィーク明け」までは安全のため装着し続けることになります

(札幌市街に出た際の峠道などを走行する場合にまだ冬の路面状態であることが多いため)

車に積んでおくもの

スノーブラシ

車載用の伸縮スノーブラシ

雪をおろすための器具、伸縮できる「スノーブラシ」を必ず積んでおきましょう。
「スノーブラシ」は、野外の駐車場などに止めた後の、積雪を下ろすために使います。
たいてい伸縮可能なため車の中でも荷物にならないのが便利です。

ブラシ側で車の天井やフロントガラスや窓の雪を下ろしていきます。
またガラスが凍っている場合などは、
ブラシの柄の反対側の「スクレーパー」で削ることができます。

ちょっと買い物をして車から離れていた間に、
「かまくら状態」になってしまっていることもありえますのでご注意です。

スノースコップ(スノーシャベル)

除雪器具売り場
伸縮できる「スノースコップ(スノーシャベル)」も積んでおけるとより安全です。
「スノースコップ(スノーシャベル)」は朝の通勤通学の際や、
外の駐車場に停めている間にすごく降雪したときなどに車の周りの除雪に使用します。
車の周りの雪をどかしたり、車の動線を確保したりするために使っていきます。
中には氷を割るためのカッターが先端についているものもあります。
スノーカッタータイプのスノースコップ(スノーシャベル)の先端

車載用には特に、伸縮型もありますのでおすすめです。

その他の便利なもの:タオル類、サングラスなど

その他に意外に便利なものとして「タオル類」があります。
ハンドタオルがあると、ドアミラーを拭いたり細かな雪を除くのに便利ですし、
バスタオルまであると、万一スタックした際にタイヤの下に噛ませたり、
有事の際の防寒グッズとしても使用することができます。

また冬場の良く晴れた日中は、
雪に日光が反射して非常にまぶしいときが頻繁にあります
運転用のサングラスを車に積みっぱなしにしておくのも便利です。
(本州の運転では夏場のイメージですが、冬場も大活躍します)

アウトドアメーカーのものなら安価で頑丈で、
メガネの方でも上からかけられるので積みっぱなしにするのに便利でした。

北海道・札幌の雪道(冬道)運転のコツと注意点その2:運転前の準備

まず実際に運転する前に確認をしていきましょう。
天気予報で当日の天気の全体像をつかみ、目視で実際の走行する道を確認します。
夏(冬季以外を概して「夏」と呼ぶことが多いです)の起床時間より、
30分から1時間は早く起きる習慣づけも必要になります。

とにかく事前の天気予報の確認を習慣化しましょう。
悪天候の場合はいっそ無理して乗らないようにしよう
札幌の場合は最悪地下鉄が使えますが、他の地域ではバスやJRとなりますので注意が必要です。
バスとJRは雪でダイヤが乱れ、特にJRは車両運行自体が止まってしまう可能性が高いのでご注意ください。

天気予報の確認と目視での道路状況の確認、車の準備など

スノースコップとママさんダンプ
天気予報の確認と、窓から目視で実際の天気と路面状況を確認しておきましょう。
いつもより早めの起床、早めの出発が大事になってきます。

また車の雪の埋まり具合や、出庫する導線が確保されているかもここで確認しておきましょう。
「スノースコップ(スノーシャベル)」だけでなく、「ママさんダンプ」まであるとより便利ですね。
(アパートの共有駐車場や屋外駐車場には、共有の除雪器具がおいてあると思います)

乗車前に「雪下ろし」と「車のあたため」をします。
特に車の屋根にたくさん積もっていると、走行中に落ちて後ろの車に迷惑がかかってしまいます。
また信号で停止するときに、フロントガラスの方へ落ちてきて視界が無くなることもあります。
しっかり下ろしてから出発しましょう。

またその際に「ドアミラー」の雪や氷を取っておきましょう。
フロントガラスが凍っていることがあるので、
ヒーターを入れて温めて溶かしてあげてください。

くわえて気温が氷点下になっているときは、パワーウインドウが凍ってる場合があります。
ボタンを押して下がらない場合は無理に下げず、
エンジンや暖房で車両があったまった後に操作しましょう。

北海道・札幌の雪道(冬道)運転のコツと注意点その3:運転時のコツ・注意

使用道路の選択、走行時の注意について

車線の減少した雪道
車線の減少した雪道2

降雪が多かったり積雪が多い場合は、走行する道の選択が非常に重要になってきます。
できる限り車線数の多い、大きめの道路を使うように心がけましょう。

というのも降雪と積雪で、片側「3車線」が「2車線」になることをはじめ、
「片側1車線」の往来だった道が「1車線のみ」になることも非常に多い
ためです。
(歩道での徒歩のときと同じく、譲り合って運転していく必要があります)

民家やアパートが立ち並ぶ細い道では、降雪で道ごと埋まってしまったり、
除雪した雪がうず高く体積されたことで見通しが全く効かなくなったりもします。
車の鼻先だけ出して様子を伺う光景がそこかしこで見られるのはこのためです。
(夏場(冬場以外という意味)もそのクセが抜けない方も多い)

車線数の多い「国道」や「道道」をはじめ、
「バス通り」や大きな病院に面した道路などは優先的に除排雪が行われています。
渋滞にもなりやすいですが、安心して走行できる道路状態になっています

逆に細い道だと除雪が行き届いていなかったり、
「わだち(車が通った雪の後)」が大きくてガタガタしてハンドルをとられてしまい、
最悪タイヤが埋まってしまうこともありえます。

事前にルートをグーグルマップのストリートビューで確認しておくことをおすすめしますが、
「雪のない頃の状態のもの」しかないので、
実際に通るとイメージと違って「あれ?こんな道だったかな?」となる可能性が高いです。

できれば雪が降る前から通ったことがある状態にしておけるとなお良いです。

ブレーキ、減速のコツについてその1:エンジンブレーキを使おう

雪道・冬道の運転では、とにかくフットブレーキで停まり切れないことに驚きます。
冬タイヤをもちろん装着していてもなかなかフットブレーキで停まることができなくなります。

冬道の上では減速が難しいため、速度を出し過ぎないように気を付けることと、

「フットブレーキ」だけではなく、「エンジンブレーキ」を多用するようにしましょう
「スポーツギア」や「ブレーキギア」にギアチェンジをし、アクセルの足を外してあげると安全に減速をすることができます。
坂道はもちろんのこと、信号やカーブ前で確実に減速しましょう。
フットブレーキを過信しないことが非常に大切です

ブレーキ、減速のコツについてその2:フットブレーキは小刻み・ポンピングブレーキ

フットブレーキは小刻みに、ポンピングブレーキをしてあげるとより安全に止まれます。

速度の出ている状態でフットブレーキを一気に強く踏み込んだり(急ブレーキ)、
長く踏み込むとタイヤがロックされてハンドルが効かなくなってしまいます。
ABS(アンチブレーキシステム)があるから安心という方もいらっしゃるかと思いますが、
作動しても滑っていってしまいます。確実に安全に減速を行いましょう。

また絶対にすべってもシフトレバーは使ってはいけません
とっさのブレーキをかける際に止まれないとなると、
つい本州の方だとサイドブレーキが頭をよぎると思いますが、絶対に引いてはいけません。
車自体が氷の上で回転してしまい大事故につながりかねないためです。

特にカーブ前には完全に減速し終えておくクセづけと、
そもそも速度出さないクセづけを行っていきましょう。
速度を出さないためにも時間に余裕を持って、天気予報を念入りに確認してから運転をしましょう。

降雪時・悪路の雪道の走行について

早めのヘッドライトの点灯

雪が降ってきた場合は、迷わずヘッドライトを点灯しましょう。
視界も確保できますし、他の車にも存在が知られ、危険性が下がります。
何より冬場は日没が早いため、降雪が無くても視界不良になりやすいです。
ヘッドライトを早めに点灯しましょう

悪路の雪道について

ガタガタの雪道
まるで月面のようですね


また運転していると、
座席から飛び上がって天井に頭をぶつけそうなくらいひどい道もあります。
気温が高いと雪が溶けて、踏み固められないままぐちゃぐちゃになり、
その状態で一晩を過ごすとこのような状態によくなります。

「わだち(たくさんの車が通ってできたタイヤの跡)」にうまく乗れないと、
車が横に横転しそうに感じるような道もあったりもします。

乗っている本人は結構ひやひやするのですが、
案外、傍から見ているとそんなにグラグラしていなかったり、
それほど傾いていなかったりするので落ち着いて運転しましょう。

歩行者や二輪車へのの注意

また「歩道が無くなった道を歩行する歩行者」に注意してあげてください。
雪が一晩のうちに大量に降ったり、
除排雪が追いついていないところだと、歩道が無くなって車道を歩かざるを得なくなる人もよく見ます。

慌てず待ってあげるか、車線変更が可能であれば避けてあげましょう。

冬道のバイクの方にも気を付けてあげてください。
気温が高くなって道がぐちゃぐちゃになってしまうときによく遭遇します。
転んだり走れなかったり大変です。
特に郵便屋さんのバイクとかよく見ます。
こちらも慌てず待ってあげたり、車線変更が可能であれば避けてあげましょう。

停車の際の注意などetc

目的地への到着、おめでとうございます。大変お疲れ様でした。
停車後にも何点か注意点があります。

本州であれば必ず引くであろうサイドブレーキは冬場の停車後はなるべく引かないようにしましょう。
凍って外せなくなる可能性があるためです。

また停車後でかつ降雪がある際は、
埋もれてしまって凍ってしまう可能性があるのでワイパーを立てておきましょう。

冬の運転最大の注意点「ホワイトアウト」

良い天気の北海道の雪道のドライブ風景
こんなにいい天気でも
吹雪のときの北海道のドライブ風景
急に天候が変わることも

悪天候が予想されていなくとも急変することがあります。
降雪だけでなく「猛吹雪」となり、視界がまったく真っ白になることがあります。
これが「ホワイトアウト」と呼ばれ恐れられている現象です。

マジでさっきまで穏やかだったのに急に変わることがありますので、
建物が少なくて遮るものが無い地方の道路を走行する場合は本当に注意してください。
筆者も初めて遭遇したときは死を覚悟しました

またホワイトアウトに巻き込まれてしまった場合は、
視界が全くなくなりますが、車を停めてしまうと後ろから追突される恐れがあります。
本当に視界がなくなったときは「ハザードランプ」つけながら走行しましょう。

それでもどうしようもなくなったら、
コンビニやスーパーなどが視界に現れ次第一度停車して天候をやり過ごすことも検討しましょう。

おわりに

本州での生活の際には電車やバスなど他の交通網が豊富でペーパードライバーだという方や、
そもそも運転免許をお持ちでないという方もいらっしゃるかと思いますが、
北海道では移動に非常に時間がかかることと、
札幌圏以外だとJRかバスの移動方法のみになってしまうことから車に乗らざるを得ないことがあります。

仕事でも使う機会も多いかと思われますので、
慣れないまま冬道を運転することになった際はどうぞご注意ください。

慣れてしまうと寒い日も楽に移動できるようになるため生活が非常に楽になりますし、
北海道らしい絶景の中のドライブは、
なにものにも代えがたい楽しみがあります


安全な冬道運転で北海道の冬を楽しんで行きましょう。

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