北海道のじゃがいも人気の品種・種類8選とじゃがいものおやつの解説
始めて堀りに行った時は非常に興奮していてロクな写真が残ってませんでした…

当サイトにはプロモーションが含まれる場合がございます。

 

北海道といえば「じゃがいも」ですね。
道内のじゃがいも生産量は年間約240トン近くにも上り、
日本全国のじゃがいもの生産量のおよそ8割弱にもなります。
その約半数近く、40%以上が十勝で収穫されています。

なによりも、産地で食べる北海道のじゃがいもは本当においしいです。
外食をした際に「ちょっと期待はずれだったかなぁ…」と思うようなときでも、
間違いなくじゃがいもだけはめちゃくちゃ美味しいことが多いです。

この記事ではそんな北海道のじゃがいもについて、
よくスーパーなどでも手に入る、人気の北海道産じゃがいもの品種・種類をまとめていきます。

 

じゃがいもの基本知識「メークイン」と「男爵いも」【二大じゃがいも】

じゃがいもには全国共通しておなじみな2つの代表的な種類があります。
しっとりな「メークイン」とホクホクな「男爵いも」です。

 

メークインの特徴

「メークイン」は表面がつるつるの楕円形のじゃがいもで、
煮崩れがしにくく、煮込み料理に特に合うとされています。
肉じゃがやカレーライス、煮物、揚げ物などによく使われています。

 

男爵いもの特徴

「男爵いも」は丸形で表面がごつごつとしたじゃがいもです。
蒸かした食べ方が合うとされていて、
ポテトサラダやコロッケなどによく使われています。
じゃがバターはこちらのほうがおすすめです。

 

キタアカリ:北海道産じゃがいも人気の品種1

男爵いもに似た見た目の丸く、ごつごつとしたじゃがいもです。
男爵いもよりも甘く、可食部分の黄色の発色もとても鮮やかです。

男爵いもと同じ用途で使えば間違いなく美味しくなりますが、
シンプルに「じゃがバター」がとてもおすすめです。
ここにさらに「いかの塩辛」を足してあげると、さらにおいしいですね。

 

インカのめざめ:北海道産じゃがいも人気の品種2

「インカのめざめ」は少量で栽培される小さめのじゃがいもです。
甘さに特徴があり、さつまいもや栗とも比較されることも。
可食部分の色も非常に鮮やかな黄色い色をしています。

煮込み料理でも炒めても、
蒸してもおいしくたのしめます。

 

とうや:北海道産じゃがいも人気の品種3

「とうや」は観光地・温泉で有名な洞爺湖に由来するじゃがいもです。
丸みのある形状をしており、煮物に特に合う食感をしています。
舌触りが特になめらかで煮崩れが少ないため、
肉じゃがやカレー、シチューをはじめスープなどにもぴったりです。

 

ホッカイコガネ:北海道産じゃがいも人気の品種4

ホッカイコガネのフライドポテト
「ホッカイコガネ」はなんと、
みんなだいすきな「フレンチフライ(フライドポテト)」専用に開発されたじゃがいもです。
もともと北海道の品種のじゃがいもであった、
「ホッカイ」と「コガネ」という品種を掛け合わせてつくられています。

形状はメークインに近いですが、なまえの通り黄金色に近い黄色い発色をしていて、
切ったあとはもちろん油で揚げたあとも変色がしにくい種類となっています。

メークインと男爵いものちょうどあいだくらいの食感として人気があります。

 

 

十勝こがね:北海道産じゃがいも人気の品種5

十勝こがねは2000年に登録されたじゃがいもの品種。
道内の実店舗でもあまり見かけないレアな品種です。
1986年から選抜された品種を用いて改良され続け、品種登録へ至りました。
男爵いも系統のホクホクさが自慢で、コロッケなどにもぴったりです。
それでいて男爵いもよりも貯蔵性が高いため、より長い期間楽しむことができるじゃがいもです。

 

ピルカ:北海道産じゃがいも人気の品種6

北海道産じゃがいも品種ピルカ

 

ピルカは、長崎県産のじゃがいもである「メイホウ」と道産品種の「十勝こがね」を両親に生まれた品種です。
品種登録が2010年と、まだまだ新しいじゃがいもの品種でもあります。
名前はアイヌ語で「美しい」という意味を持つことばに由来しており、
その名前の通りつるりと綺麗な形状をしたじゃがいもです。

お父さんである「十勝こがね」ほどのホクホクさこそ目立ちませんが、
煮崩れに強く粘性を得たため、煮込み料理に非常にマッチする品種となっています。
チップスやフライなど揚げ物でも美味しいので万能なじゃがいもとなっています。
何よりもその形状から皮が剥きやすく調理がしやすいという特性があります。

 

さやか:北海道産じゃがいも人気の品種7

北海道産じゃがいも品種さやか

 

さやかは1995年に品種登録された、北海道十勝で生まれた品種です。
元々は寄生虫対策のため、イギリスの品種をもとに交配し改良をされた品種から選抜を経て登録まで至りました。

さやかの特徴は煮崩れのしにくさにあり、
加えて男爵いもほどはゴツゴツしていないため、皮もむきやすくて調理がしやすいところにあります。
表面が非常になめらかで調理がしやすく、
じゃがいも特有のえぐみもないためオールマイティに活用できます。

 

はるか:北海道産じゃがいも人気の品種8

「はるか」は比較的あたらしい品種のじゃがいもです。
可食部分が白いのが特徴で、
煮込み料理にも蒸し料理にもとても合います。

 

よくねたいも【ホクレンオリジナル】

「よくねたいも」は品種名ではありませんが、
春以降になるとよくスーパーで見つけることができる美味しいじゃがいものシリーズです。
北海道内のJA出資の元に設立された生産者支援機関である、
「農業経済ホクレン農業協同組合連合会(ホクレン)」のオリジナルパッケージとして流通しています。

じゃがいもは一般的に秋に収穫され、出荷されていきますが、
3ヶ月以上貯蔵庫で寝かせて越冬させたものは、さらに甘みが増すことが知られています。

「メークイン」、「男爵いも」、「キタアカリ」
と三種類あるので、食べ比べるのもたのしいですね。

 

じゃがいもとの距離感:じゃがいも豆知識1

札幌じゃがいも堀り
北海道で暮らしていると、
じゃがいもとの距離がとても近く感じられます。

例年9月頃の秋の収穫期を迎えると、
「じゃがいも掘り」などのアクティビティなどもよく実施されていることでも実感が持てます。
大抵の場合、参加した1世帯・1グループあたりで8~10kg程度持ち帰れます。
(北海道らしく、たのしみながら実益も兼ねられるイベントですね)

 

ポテトチップスでもおいしい北海道のじゃがいも:じゃがいも豆知識2

美瑛のおいも
北海道で暮らしているとふらっと立ち寄るスーパーやコンビニなどで、
地域限定のポテトチップスや限定生産のポテトチップスを発見することができます。

美瑛町産じゃがいもを使った「美瑛のおいも」シリーズは、
毎年限定販売されており、めちゃくちゃおいしいポテトチップスです。

 

また南富良野南富良野の工場で加工されJAふらのから販売されている、
「ふらのッち」シリーズも非常においしく、
味のバリエーションもとても豊富です。

 

 

 

 

いももち【北海道の郷土料理】:じゃがいも豆知識3

「いももち」は北海道ならではの郷土料理です。
もち米の代わりにたくさん収穫できたじゃがいもで代用して餅を食したことに由来しています。

作り方はじゃがいもをふかしてつぶし、さらに片栗粉でつないでよく練ってつくります。
もち米のおもちとおなじように焼いてたべます。
味付けは砂糖醤油がポピュラーですが、
ほかにもバターで焼いたりチーズをのせたり中に入れて焼いたりと、おやつ感覚でも楽しまれています。

道内の居酒屋に行くと大抵のお店で提供されています。
回転寿司店でもよくメニューにあるので、家庭でも外でもたのしめる定番のじゃがいも料理です。

 

 

 

おわりに

北海道といえばじゃがいもですが、
複数の種類があり、それぞれにより適した楽しみ方が確率しています。
その日のその日の献立にそって使い分ければ毎日の食事がまたたのしくなりますね。

 

 

おすすめの記事