ホルムズ海峡封鎖と北海道の生活

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歴史上初のホルムズ海峡事実上封鎖から一か月以上が経過しました。
そうでなくともここ数年は物価高が続いている中で原油が止まってしまうという、
現代文明に関わる一大事となってしまいました。
依然として情報が錯綜していますね。

歴史上はじめてのことですので今後の動向を伺うには非常に難しく、
正確なところは誰もわからないのでしょうが、
筆者がわかる限りの北海道の暮らしにどれだけ影響があるのか、
最悪に備えての今取れる対応策を取りまとめてみました。

起こってほしくはありませんが、この記事でまとめたものや備蓄は、
いつ起こってもおかしくはない激甚災害などの対応にも役に立つものと思います。

ホルムズ海峡封鎖による原油ストップと物価高騰


一時期との比較や、諸外国の価格と比較すると、
現在は落ち着いてくれているガソリン価格。

日本のエネルギー資源の中東依存度はご存知の通り非常に高く、
ホルムズ海峡封鎖が解除になった際も平時の供給量と比較すると、
およそ半分ほどに落ちてしまうという見立てがあるようです。
依然としてガソリン価格は高騰していくものとして準備しておくに越したことはないかもしれません。

自家用車から不要な重量物を降ろしたり、ガソリンの給油もタイミングを見たり、
極端な話ダイエットをして自家用車の燃費に貢献するのも冗談ではなく良いかもしれません。

移送コスト高騰からの物価上昇と調達困難化?

北海道は令和5年度概算値時点で213%という国内最大の食料自給率を誇ります。
いずれもカロリーベースで東京が0%、大阪が1%という状態のため、
日本の最大の食料庫と言われるのも納得です。


中でも十勝総合振興局の2024年発表の概算では1,345%と、著しい高水準を維持しています。
十勝での主な生産品としては畑作(小麦、豆、馬鈴薯、テンサイ)と酪農・畜産が中心ですが、
札幌圏と主要産地の距離はおよそ200kmとなっており、
移送コスト肥料・機材駆動コスト諸々の価格高騰の影響が出てくることでしょう。

原油由来の原料の不足も指摘されており、
改めて影響範囲の大きさが伺えます。

一番怖いことが、物価の高騰ももちろんですが、
物が調達しづらくなってしまうのでは?ということではないでしょうか。

北海道の暮らしのエネルギーコストの推移


豊かな自然と広大な土地を有することで水力発電やその他再生可能エネルギー発電所も存在しますが、
国内の例に漏れず最大の電力供給元は火力発電所です。
また泊発電所は停止中の為、火力発電所が主に北海道中のエネルギーを担ってくれています。

北海道全体で見ると石炭や重油の火力発電所も多くありますが、
中でも札幌圏の電力は主に北海道電力の石狩湾新港LNG(液化天然ガス)発電所や、
同じく石狩にて稼働中の北ガスのLNG火力発電所が担っております。

日本はLNGを輸入にてまかなっており、LNG自体の中東依存度こそ高くありませんが、
LNG輸入の為のタンカーを動かすための重油は原油由来な上、
LNGも原油価格に連動するということなのだそうです。

やはり電気代は必ず上がってしまうという認識で動いた方が良さそうです。

なんとか従来の状態に戻ってくれることを願いますが、
念のために備蓄したり準備しておくと安全なものをまとめていこうと思います。

食料備蓄について


まずは食料備蓄、保存食の備蓄からはじめるのが一番取り組みやすいですね。
保存用の容器を確保し、普段の買い物のついでに、
ローリングストック用の保存のきく食べ物を少しずつ集めるとお財布にも負担にならずに済みます。

一般的に大人一日のカロリーを2,000キロカロリーと仮定し、
一週間で一人当たり14,000キロカロリーと設定します。
ご夫婦であれば二倍の28,000キロカロリーを目安に集めていきましょう。
とはいえこのレベルの非常時であれば、
毎回三食食べずに温存しながら使うことになろうかと思います。

ここにお子さんの分を足す場合、
たとえば3歳から5歳頃で1,300キロカロリーと仮定。
小学生だと高学年以降は大人とほぼ変わらない数字で計算しておくとよさそうです。

お子さんには摂取カロリーだけでなく、
お菓子など気がまぎれるものも備蓄しておけると良さそうですね。

また飲料水は4人分だと1日12リットルが基準となるようです。
(赤ちゃんもミルクをつくったり1日1リットル程度は確保が望ましいようです)

衛生品、消耗品備蓄について


トイレットペーパーやビニール袋やオムツ、おしりふきなども、
今までより多めにローリングストックする習慣があると安心です。
また万が一のときのために簡易トイレや体拭きシートなどもあるといいかもしれません。

電気・ガス・情報
様々な道具を動かすための乾電池の備蓄は、
ボリュームゾーンである単3単4で合計20~30本程度が推奨されています。
またカセットガスの備蓄家族4人で15~20本が推奨されています。

※カセットボンベ(250g)の備蓄は貯めすぎると消防法に抵触するためご注意ください。
消防法により合計300kg(約1,200本)未満であれば届出は不要です。
それ以上の保管には消防署への、
「圧縮アセチレンガス等の貯蔵又は取扱いの開始(廃止)届出書」が必要です。

カセットガスはコンロの利用がメインとなりますが、
カセットガス1本で3時間以上稼働できるカセットガスストーブもあり、
冬場の活躍が期待できます。

ポータブル電源の準備


計画停電をはじめ電力供給に支障がある場合、
キャンプなどで使う「ポータブル電源」と「ソーラーパネル」があると安心です。

北海道の場合冬の日照時間がかなり低下してしまうため、
ソーラーパネルの蓄電効率はどうしても下がってしまいます(本来の性能の50%低下とも)が、
冬場以外はこの上なく強い味方になるでしょうし、
冬場でも良く晴れた日にしっかり屋外で雪の反射も利用しつつ充電するとそこそこ蓄電してくれます。

窓越し充電も何度か試してみましたが、
満足に充電できないことの方が圧倒的に多いため、
よく晴れた日に外に出して一気に充電してしまうのが一番効率が良いと思います。

個人的にポータブル電源があれば、
スマホやPCが使えて情報収集が確実にできますし、
冬場でも電気毛布や電気ひざ掛けを併せて準備しておくと、
ごくわずかな電力で暖を取れるため非常に良いと思います。

飲料水の調達


これが止まってしまうほどの状況って激甚災害レベルと思いますので、
可能な限り起きてほしくないのですが、
そんな時でも水が汲めるポイントやろ過機を持っておくと安心かもしれません。

有明の名水(札幌市清田区)

札幌市内で取水場が整っており、車でも行きやすいスポットです(※冬季利用不可)。

豊滝龍神の水(札幌市南区)


綺麗に整備された湧水スポットです。無料で開放されていますが、
維持管理のためのお賽銭箱があります。利用する際は必ずお賽銭しましょう。

千歳神社「幸井の水」(千歳市)

本殿横で汲める支笏湖カルデラの伏流水です。
ポリタンクを持参する地元の方も多い隠れた人気スポットです。
札幌市外ではありますがもしものときに把握しておくと安心かもしれません。

札幌市内公共施設内水汲み場

念のため市内の公共施設にもいくつかの水汲み場が存在します。
ただし利用はマイボトル無料開放です。

↓札幌市公式給水スポット一覧
https://www.city.sapporo.jp/suido/riyosya/publicity/kyusuispot.html

ろ過機ソーヤーミニ

ペットボトルや付属のパウチに汲み上げた川水や雨水、
水たまりの水などでもろ過することができるキットです。

北海道というと水まわりで一番怖いのが「エキノコックス」ですが、
ソーヤー社のフィルターは0.0001mm(1ミクロン)のため、
エキノコックスの虫卵0.03mmをしっかりろ過してくれます。

↓札幌市公式エキノコックス注意ページ
https://www.city.sapporo.jp/kiyota/kenko-kodomo/echinoqa.html

おわりに

今後も中東情勢の動向は観察を続けて、必要な情報を適宜まとめていきたいと思います。
どうか早く平和になりますように。

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