【北海道・札幌移住】転職先選びのおすすめポイント6選・移住前後の動き方

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移住の際に何よりも優先して必要なものは、
生活基盤の基礎になる安定した「収入源の確保」ですね。
これは北海道への移住に限らずどこでも必ずネックになりますよね。

全国展開の企業にお勤めで地方営業所への転勤場合や、
ご自身で居住地域によって制限を受けることのないような商売をされている方であれば問題ありませんが、
お読みいただいている方の移住に関しては大半が仕事を変え・勤め先を変えることでの決断になるかと思われます。

この記事では遠隔地の就職活動について、
私の体験も含めてご紹介します。

北海道・札幌移住版「良い会社の選び方・ポイント」

移住に伴う転職活動の方法や希望職種はさておき、
条件の良い労働環境を選べることにこしたことはありませんよね

わたしが数年暮らして、感じたおすすめ条件をご紹介します。

全国展開している会社の北海道支社勤務

身も蓋もありませんが、全国展開の上場企業の北海道支店は、
給与と福利厚生が東京本社をベースに設計されていることがめずらしくないため非常におすすめです。
東京本社ベースの待遇で北海道内の地方で暮らせると、
とても充実した暮らしが送れるのではないでしょうか。

営業の場合は本州の生活の場合では信じられない距離の車の運転が発生するかと思われますので、
その点についてはご注意ください。
また勤務する営業所が北海道内の管内に広く点在していてるため、
道内転勤があることも覚悟しておかないといけないですね。
(この点は移住者にとっては良いことかもしれませんね)

ただ、狭き門なんですよね…
その他にもいくつかまとめていきます。

北海道内で有名な企業

よく使う銀行や金融機関でもうかがえるように、
北海道内には北海道内の独特な経済圏があり、
有力な企業がたくさんあります。

新卒の就職活動の際によく耳にした、「会社四季報」や「業界研究」の本を覚えていますか?
こちらの北海道企業に特化したものが毎年発売されています。
「北海道の業界研究」公式サイト
このような本を読んでおけると、各業界の勢力や関係性がわかり、
非常にあたりがつけやすくなると思います。

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やっぱりこれも、狭き門なんですよね…
中小企業の場合の選ぶポイントもまとめていきます。

寒冷地手当・燃料手当のある会社

会社によっては毎年10月~11月を起点に、
翌年2月~3月の冬季限定で暖房費用や防寒具などを購入するための、
寒冷地手当(燃料手当)」を支給してくれる会社があります。

毎月数千円のところもあれば、1万円~2万円台のところなどいろんなパターンがありえます。
(扶養家族の数に応じてより手厚く支給するところも)

どうしても暖房代がかかってしまう北海道の冬の生活では非常にありがたい制度ですので、
ぜひ募集要項を確認してみましょう。

冬季の勤務開始時間が遅くなっている会社

札幌では例年11月末に降雪し、
12月半ばから「寝雪」という雪が堆積した状態になります。
すると道路が非常に狭くなり、混雑するようになります。
続いてバスが時間通りに運行できなくり、地下鉄も込みだすという流れがあります。

冬の通勤は非常に時間との戦いが激しくなりがちです。
ましてや戸建てに住んでいる方であれば、
出発前に自宅や車の雪下ろしも必要になります。

そこで、それを見越して冬の始業時間が30分や、
1時間程度遅く設定されている会社があったりします。
地味に働きやすいので、よければこちらもチェックしてみてください。

「さぽーとさっぽろ」に加入している会社

「さぽーとさっぽろ」は、札幌市に住民票を持つ従業員を雇用している場合に加入できる、
民間の退職金共済サービスです。
メインは退職金共済サービスなのですが、
レジャー施設や、旅行、温泉、お買い物などなど様々な会員優待を受けることができます。
映画も格安で見ることができます。
案外色んなところで使えたりしますので、こちらもよければチェックしてみてください。

口コミサイトやSNSに信ぴょう性のある悪評の無い会社

応募する会社を複数選定したあとは、
口コミサイトでの会社の悪評の有無まで調べておけると安心です。

転職会議やenライトハウスなどなど、
複数の口コミサイトで確認しておけるといいですね。

ただ、口コミサイトの場合はある程度の個人情報を登録してアカウントを作成すれば、
誰でも書き込むことができるため、内容の信ぴょう性への精査が常に必要であることは注意しましょう。

またTwitterなどのSNSでも調べておくのもおすすめです。
企業によっては公式アカウントが存在していて、
普段の会社の雰囲気を掴むヒントがあるかもしれません。

移住と仕事探しパターンその1:移住前に転職活動をする

移住に伴う遠隔地での就職の場合に取れる方法は大きく分けて2つです。
まず一つ目は移住をする前から仕事を探して決める方法です。

転職サイト・転職エージェントを使用する

転居前の住所地から、
転職サイトや転職エージェントなどを通して希望のお仕事を探しあてる方法です。

ネット環境さえあればできるうえ、ここ数年の新型コロナウィルスの影響で、
ZOOMやWebexなどのオンライン面接対応のところも増えたため、より取り組みやすくやりやすくなったかもしれません。

王道の「マイナビ転職」や「リクナビNEXT」をはじめ、
各種転職サイトは平行して登録し、どんな仕事があるか確認しておきましょう。

ここ数年で道内でも「エン転職」が使用できるようになってきました。
中小企業特化であれば、「はたらいく」も使いやすいと思います。

とくに全国で利用されている転職サイトは、
トップページでエリア変更が利くつくりになっているものが多いため、
お試しください。

北海道に特化した転職サイトを利用する(リージョナルキャリア北海道、ジョブキタ)

北海道の移住目的の転職サイトとして、
UIターンに特化した「リージョナルキャリア北海道」というサイトがあります。

リージョナルキャリア北海道

自身の希望職種や希望年収を提示し、
専属のエージェント担当の方についてもらえるサービスです。
一定間隔で、3つほどの募集職種を紹介してくれますので、
その中から選んだり、他に優先したい希望を詰めたりしていくことができます。

また北海道内の転職だけに特化した超老舗の転職媒体の会社、
「アルバイト北海道社」が運営する「ジョブキタ」というサイトもあります。
(アルバイトと名前が入っていますが、もちろん正社員求人を取り扱っています)

「ジョブキタ」(北海道の老舗のお仕事紹介会社の転職サイト)

現地へ面接に行って決めてしまう

昨今の感染状況によっては一番難しくなってきたかもしれません
わたしが移住のための転職活動を行った2017年頃は、
実際に交通費をかけて転職活動をしておりました。
当時はわざわざ遠方から来くということで、
「本気度」を汲んでもらえることも多かったためです。

あと北海道の方は内地(道外)の方に案外興味を持ってもらえることが多く、
遠隔地からの応募自体に関心を寄せてもらえる傾向にもある気がしています。
北海道での転職活動においては、(失礼ながら)北国の一般的な「閉鎖的なイメージ」を受けることは無く、
しっかり言語コミュニケーションを取れる傾向が高いです。

企業によっては募集職種に「UIターン歓迎」という文言があり、
地元へ帰る方だけでなく移住者に対しても広く門戸が開かれている職業もあります。

自己PRの練り方によっては志望動機の志望度合いを高く見せることができ、
加えて移住の文脈を論理的に説明できるのであれば人事担当者も安心して採用することができます。

遠隔地面接のコツ

書類選考やメールのやり取りのからすでに志望度合いを伺われる機会が多くなると思いますので、
ご自身のその仕事に対する志望度合いや適正は一般の転職活動と同じく説明するとともに、
なぜ移住なのかの相手の腑に落ちるご説明をご説明に努めていきましょう。

選考手順が複数回に渡る場合はその間の往復交通費だけでもお金がめちゃくちゃかかってしまいますし、
現職のスケジュールとの調整にも苦労があるかと思います。

その上うまく行かない場合の心身の疲労もかなりのものになりますが、
決めてしまってからの転居だと本当に気が楽になります。
可能であればがんばりきりましょう。

今までの職場と住まいとの別れや新しい職場と新しい環境での生活など、
複数のことへの挑戦が同時にはじまることになりますので、
決まった後も可能であれば生活のことなどを相談できる企業が望ましいです。

私もいくつか事前に書類選考を受けたり採用面接を受けたりしておりました。
結果としては転居をしてしまった後に、
自分を追い込んでなんとか決めて今に至るという非常に肝を冷やすような経緯でしたので、
可能な限り仕事を決めてしまってからの移住をおすすめしたいです。

面接や採用選考の際はせっかく遠隔地から出向くことになり、
おそらく相手にとっても興味深い採用選考になるため、
地元のものをお土産に持っていくなどしておりました。

面接とはいえ相手も人間ですし、
特に道民の方は本州の方の話しを興味深く聞いてくれる傾向があります。

話しの起点にもなり実際喜んでもらえもしていたので、
とっかかりのための一つの小細工としてご紹介です。

移住と仕事探しパターンその2:移住後の転職活動について

移住後の場合だと、仕事を退職して無職状態からスタートするということになります。
背水の陣なのでやるしかなくなります。

が、準備をある程度しておけば、
そんなにめちゃくちゃに困窮するというものでもありませんのでご安心ください。

地元の就職支援サービスを活用する

まず一番の違いはネットのサービスだけではなく、
地元の転職支援サービスを複数受けられるというメリットがあります。

例えば札幌には「アルバイト情報社」という地元の就職支援企業があり、
「ジョブキタ」というサービスを運営しています。
こちらのサービスを登録して「転職エージェント」のサービスを受ければ、
転居前には探すことができなかった仕事を紹介してもらえます。

ちなみに全国区の転職サイトに掲載している会社は当然高いお金を払って求人広告を掲載しているので、
その費用が予算として組み込まれているほどの安定した会社が多いことはたしかです。
が、逆に考えると大手で継続的に広告を出さないと応募してもらえなかったり、
離職率の高いツライ職場ということも考えられますので

比較ができる状態に持っていくためにも先に現地に行って探すのもありだと考えます。

公共サービスを活用する

離職率が低い働きやすいところであれば、
そもそもの欠員が少なく求人に費用をかけなくても応募が募れることから、
案外ハローワークにしか求人を出していなかったりするところもありえます。

移住前も移住後も、
ハローワークのウェブ版やインディードなどで地域を絞ってのお仕事探しも大切になってきます。

なによりとりあえず失業給付を管轄のハローワークに申請しておけば、
自己都合の場合は3ヶ月期間が必要になりますが雇用保険を受給することができますので、
なんとか暮らしはなりたちはします。

他には「ジョブカフェ北海道」などをはじめとした就業支援施設や、
期間が少し長くはなりますが職業訓練学校もあるため、
なにかしらの方法は取ることができます。

また札幌は全国でも都会の方の賃貸でも非常に安価で部屋を借りることができます。
加えて食費は道産食材の地産地消になっているため、
ひょっとすると以前の生活水準よりも廉価に生活水準が上がる可能性も大いにあります。
また水道水も基本飲用できます。

ただ冬場ですと光熱費がかかってきたり単純に生活に慣れないと思いますので、
ぜひ冬は避けて行動をとられるように気をつけてください。

おわりに

ともあれ仕事や定期的な収入さえ確保できてしまえば、
移住はぐっと現実的になりますし、ハードルも一気にさがってきます。

せっかくなら生活を楽しむだけでなくのびのびと働ける環境も手に入れていただければ幸いです。

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